2016年12月19日月曜日

鈴本演芸場12月中席夜の部 年の瀬に芝浜を聴く会

久しぶりに寄席に。
仕事を定時で上がり鈴本へ。

一花:牛ほめ
圭花:強情灸
翁家社中
扇辰:紋三郎稲荷
一朝:看板のピン
ホンキートンク
百栄:コンビニ強盗
甚五楼:猫と金魚
 仲入り
正楽:凧揚げ、芝浜、ピカチュウ、除夜の鐘
文菊:湯屋番
小菊
花緑:芝浜

前座さんのサゲのあたりで入場。
圭花さんの強情灸。以前に灸を据えた場所が隠居の家という型でした。この型は初めて聴いた。
他の師匠連も手堅い出来。ピカチュウのクォリティが高いのが流石。

花緑師匠の芝浜。
人物描写としては亭主は根は真面目な現代人といった感じ。お内儀さんは談志系の尽くすタイプ。花緑師匠にがらっぱちとか肝っ玉母さんはニンに合わないし、違和感はなし。
花緑師匠のニンだと亭主が仕事サボるような人に一見見えない。所謂真面目系クズともちょっと違う。
悪い人じゃないのに何か心の弱さみたいな物があって、何か小さなつまづきが重なり逃げてしまう。そんな普通にいるありふれた人、といった感じ。
構成としては、酒を断つまでが長め。適宜くすぐりを入れて大詰めへ。
告白シーンは談志系の尽くす女といった感じか。人物が現代っぽいけどこんな女の人は現代に実在しないだろうなぁ。少なくとも我が家にはいないです。
サゲはさらっとした感じ。終了したのが21時の長講。熱演でした。

亭主のしたら人物描写が印象に残る一席でした。

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