2016年7月13日水曜日

池袋演芸場7月中席夜の部

久しぶりに落語成分補充。

たま平:牛ほめ
志ん松:熊の皮
龍玉:強情灸
翁家社中
たい平:粗忽長屋
はん治:妻の旅行
正楽
菊丸:鰻屋
文左衛門:笠碁
 仲入り
馬石:野晒し
伯楽:猫の皿
笑組
白酒:船徳

前座のたこ平さんの途中から。なかなか盛り上がってました。

龍玉師匠。口調がいいのもさる事ながら、一つ一つの動きが芝居で見得を切るかの様な所作の流れが綺麗で、見とれてしまった。

たい平師匠。24時間マラソンのせいで見るからに痩せてた。今まで漫談にしか当たった事なかったので、寄席での落語は初めて。枕は短め。所々に笑点のくすぐり。粗忽長屋は普通の下げではなく、長屋に死骸を持ち帰ってもうひとくだり、と変えてました。

仲入りの文左衛門師匠は大きいねた。こちらもマクラ短めでじっくりと。

馬石師匠。こちらも大きいねた。やっぱりマクラ短く。流石に全部は出来ず、釣りでの妄想で池に落ちて下げ。
龍玉師匠の男性的な所作と違う、色気のある所作の対比が面白い。釣りに行ったあたりからが非常に良かった。

伯楽師匠。唯一のマクラ長め。

主任の白酒師匠。マクラ短め。若旦那のワガママ育ちな描写がたまらない。何度も聴いていて音源も持っているのに何度聴いても面白い。本日一番の盛り上がり。


全般的に皆、マクラは殆どなく大きなネタをかけてくる、演者の意気込みというか挑戦を感じた池袋らしい番組でした。満足。今席もう一回行きたいな。